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ルイボスティーってどんな飲み物?効果・効能やルイボスティーのアレンジもご紹介
健康志向が高い方はもちろんのこと、普段からお茶をよく飲む方であれば、ルイボスティーを試したことがあるのではないでしょうか。
ただ、「味や効果がわからない」と、飲むキッカケを逃してきた方もいるでしょう。
そこで、ルイボスティーにまつわるあれこれを、ここで一気にご紹介します。
ルイボスティーが注目されるようになった効能や、美味しい淹れ方や飲み方をマスターして、ルイボスティーの良さを日常生活に取り入れていきましょう。
ルイボスティーとは
ルイボスティーは、『アスパラサス・リネアリス』というマメ科植物が原材料です。成長すれば高さ1.5メートル、根の長さは3メートルにもなる針葉の植物で、赤茶けた葉の色をしていることから「赤いやぶ」を意味する「ルイボス」という名で広く知れ渡っています。
実はこのルイボスが自生し、栽培できる場所は、世界の中でも南アフリカ共和国の西ケープ州ケープタウン北のセダルバーグ山脈地方だけだといわれています。
ルイボスティーが世界中で知られるようになり、あらゆる場所で農家や起業家がルイボスの栽培を試みましたが、いずれも成功しなかったというほど、希少な植物なのです。
原住民(コイ・サン族)の人たちは、ルイボスの葉と茎をすりつぶして発酵させ茶葉を作り、200年以上も前から長寿のお茶として愛飲してきました。また、軟膏にして薬として活用していたそうです。
ルイボスティーに期待できる効果・効能
ルイボスティーが注目されることとなったきっかけは「ルイボスティーを飲んでいる部族の若々しさ」。
ロシア系移民のベンジャミン・ギンズバーグ氏がルイボスの栽培と加工について研究し、ヨーロッパに紹介したことから輸出が盛んになりました。
その若々しさの元は、降水量が少なく、昼夜の温度差が30℃にもなる過酷な生育環境の中で取り込まれた土壌のミネラル成分や栄養素にあります。
また近年、ルイボスには活性酸素を抑えるSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)様酵素を含んでいることが判明し、ルイボスティーの人気をさらに押し上げています。
ルイボスティーはダイエットに役立つの?
ダイエットをするうえで一番気がかりなのは、糖分を過剰に摂取してしまうことでしょう。普段から甘めのジュースや砂糖の入った紅茶やコーヒーを飲んでいる方は、まずルイボスティーに置き換えてみましょう。
ルイボスティーは糖質を含まないノンカロリーのお茶なので、水分補給や食事・おやつのお供に最適です。
ルイボスティーは便秘・むくみ解消に期待できる?
ルイボスティーには、土壌から取り込んだ豊富なミネラル(カリウム)を含んでいます。現代食は、味が濃く塩分の高い食事が多いため、体内ナトリウムの濃度が高くなってしまい、細胞に水分を多く留めようとしてむくみが現れやすくなりがちです。
身体は、カリウムとナトリウムのバランスを常に一定のバランスが保たれていますので、カリウムを摂取することでむくみの解消につながります。
またルイボスティーは腸内の水分を集めて硬くなった便をやわらかくするマグネシウムが含まれているので、自然な感じのお通じが期待できます。
飽きの来ない飲みやすい味のルイボスティー。お腹を軽くするためにも、しっかり水分補給をしましょう。
ルイボスティーを飲むとリラックス・安眠できる?
ストレスがたまったり、不安が続いたりする日々でなかなか寝付けない・・・という夜もあります。
そんなときは就寝前に温かいルイボスティーを飲んで、体を温めてからの就寝がオススメ。ルイボスティー自体はあくまでもお茶なので直接的には作用しませんが、適度な体温上昇は、おだやかな眠りを誘います。
またルイボスティーはカフェインを含んでいません。温かいルイボスティーで、ほっと心と身体をくつろがせてくださいね。
ルイボスティーは美容効果はある?
ルイボスティーはもともと、原産国民族の見た目の若々しさによって世界的に知られるようになりました。
ルイボスティーの目玉ともいえるSOD様酵素の働きによって、体の錆びつき(酸化)を抑制する効果が期待できるといわれています。気になる目もと口もと、ハリ不足といった肌の年齢感に期待する方はきっと多いはず。ルイボスティーにはポリフェノールが含まれているので、肌トラブルのケアに働きかけてくれます。
体内酸化を抑えてお肌リズムのサポートを促し、心身ともに美しさへと導くルイボスティー。ケアに期待できそうです。
ルイボスティーを飲むと冷え性は改善する?
最近は、体内温度を上昇させて不調を改善し、免疫力もアップさせる「温活」に注目が集まっていますが、ノンカフェインでしかも発酵茶のルイボスティーを飲むと、体の冷え性改善効果が期待できます。「温活」にもルイボスティーは適しています。
体が温まって血流が改善することにより、特に手足などの末端冷え性の方には効果が得られやすいといえるでしょう。
ぜひ日常的に楽しんでいただきたいお茶です。
ルイボスティーはどんな味?
では、気になるルイボスティーの味についてご紹介します。
後味がすっきりで飲みやすいルイボスティー
ルイボスティーは、ポリフェノールを含んでいる点が特徴ではありますが、ポリフェノール含有飲料に感じる独特の渋みや苦みはなく、丸みとまろやかさ、そして後味のすっきりとしたお茶です。
美味しくて身体に優しいルイボスティーの選び方
スッキリした飲み口のお茶だ、ということがわかったところで、次にルイボスティーを選ぶ時のポイントとなる種類や淹れ方、飲み方などをご紹介します。
種類
ルイボスティーには大きく分けて2種類があります。
1つはグリーンルイボスティー、もう1つがレッドルイボスティーです。
淹れた際に赤みを帯びていて、一般的に知られているのはレッドルイボスティーです。葉を刈り取った後に熱風をあてる、または天日干しをすることで、じっくり時間をかけて発酵させます。
この間に、ルイボスティーの代名詞ともいえる茶褐色に色味が変わっていきます。
一方グリーンルイボスティーは、加工の段階でなるべく発酵させないような特殊製法で作られます。日本の緑茶製法に近い工程で、一度高温で蒸し上げることによって発酵を止め、急速に乾燥させます。
発酵を進ませないグリーンルイボスティーは、レッドルイボスティーよりも含有成分を多く残すことができます。なので、グリーンルイボスティーのほうが栄養成分が高くなります。
味
グリーンルイボスティーは、製法が緑茶に近く緑色を残していることから、味わいも緑茶に近くなります。青みと渋みを感じるような、日本人になじみある味といえます。
それに比べると、レッドルイボスティーは、なめらかで雑味も少なく、非常に飲みやすさを感じる味わいです。
理想的なレッドルイボスティーの味は、”ほんのりとした甘味を含んだ心地いい木の香りを感じさせる””お茶が新鮮であれば、甘いフルーツを感じさせる” (ルイボス・マーケティング・リミテッド)とされています。
品質
前述したように、ルイボスという植物そのものは南アフリカ共和国のなかでも、非常に厳しい自然環境で育ちます。
他の地域で栽培するのが困難なため、現在、南アフリカ共和国ではルイボスの出荷が国を代表する輸出産業となっているほど。
ただし、日本で「有機」「オーガニック」と商品に表示するためには、日本農林規格が定めた有機JAS基準を満たしていなければなりません。
輸入されたルイボスも同じく、有機JASの認定をされなければオーガニック表示をすることはできないことになっています。この認定表示が、ルイボスティーの品質を見極めるポイントとなります。
有機栽培で育つルイボスですが、製造過程でも保存料や添加物、着色料などを含まないものを選ぶことが大切です。
ルイボスティーを取り扱う店舗やインターネットショップは非常にたくさんあります。販売されているルイボスティーの価格もさまざまですが、輸入材の品質と、製造する工程がきちんと説明されている店舗から購入するほうが安心です。
有機JAS基準を満たしているルイボスティーは、価格が他のものより高く感じるかもしれませんが、安心して長く飲み続けるために品質の良いものを選ぶようにしましょう。
量と値段
ルイボスティーは、茶葉をティーバックに詰めたタイプの商品が多く販売されています。飲みたいと思ったその時に、また一日に飲む量を一度にまとめて淹れられることから、ティーバッグタイプのものは人気が高いようです。
ルイボスの茶葉のみを使用したパックのほかに、他のハーブティーなどを混ぜた混合タイプのものがあります。また、粉末にした粉茶タイプもあります。
価格は、1包あたり10円~40円が一般的ですが、ティーバッグ1包の茶葉量やルイボスティーと一緒に混合したハーブなどの種類によって値段が異なります。
淹れた時の濃さや飲む量に合わせて、お好みのものをチョイスするといいでしょう。
淹れ方
ルイボスティーを淹れるには、茶葉をやかんや急須に入れて作る「煮出し」と、水に直接入れる「水出し」の方法があります。
しっかりと濃いめのルイボスティーがお好みの方は煮出して淹れるのがオススメですが、忙しい毎日の中で手軽に作れるのは水出しの方法でしょう。作り方は、煮出しも水出しもほぼ変わりません。
日本人の水出し志向に沿えるように、異物除去に加えてきちんとした殺菌工程を経て出荷されている商品もあります。
熱湯で淹れなければ菌の繁殖が心配だという方も、手軽にルイボスティーを作れるように配慮されていますので、水出しでも安心して飲めます。
※ただし、使用する容器や淹れたルイボスティーの保管など、衛生環境への注意が必要です。
※すべてのルイボスティーが水出し可能ではないので、購入時に確認が必要です。
ルイボスティーは紅茶や日本茶、コーヒーとどう違うの?
味や価格等にも違いはありますが、もっとも大きな違いは「カフェインが入っているか、入っていないか」です。
日本人に馴染みのある緑茶、コーヒー、紅茶はいずれもカフェインが入っていますが、ルイボスティーはノンカフェインです。
もちろんカフェインも多量でなければ害はありません。とはいえ、妊娠中や授乳中の方や小さいお子さんがいらっしゃるご家庭はどうしても気になるところです。ノンカフェインのルイボスティーは、カフェインに注意したい時期の飲み物として選ばれています。
ルイボスティーはこんな人にオススメ!
水分補給をするようにインスタントコーヒーや紅茶を飲んでいる方は、ちょっとのどが乾いたと感じた時に、いつもの飲み物をルイボスティーへ変えてみましょう。
ルイボスティーがオススメのケース(1)妊娠中・授乳中の方
妊娠をキッカケに「コーヒーが飲めなくなった!」と残念な思いをする妊婦さんや授乳中のママも多いはず。
コーヒーにはカフェインが多く含まれているので、プレママや授乳ママは摂取を制限されてしまいます。
妊娠中にカフェインを過剰摂取すると、流産の危険性が高まる・胎児の鉄分吸収を阻害し胎児成長に影響し低体重になるリスクがあるためです。
そこで、ノンカフェインのルイボスティーがオススメ。妊娠中や授乳中に必要なミネラルを豊富に含み、むくみの解消に効果が期待できるルイボスティーは、コーヒーや紅茶を好む妊婦さんの代替飲料として適しています。
ただ、妊娠8カ月を過ぎた妊婦さんは、ルイボスティーに含まれるポリフェノールの摂取を控えたほうがいいので、飲みすぎに注意しましょう。
ルイボスティーがオススメのケース(2)妊活中の方
妊活中の方が気にするポイントとしては、やはり「カフェイン」でしょう。
ルイボスティーはノンカフェインのため、妊活中の方、妊娠中の方、小さいお子様まで楽しめるお茶です。またルイボスティーは、体を冷やす原因となるカフェインやタンニンを含みません。
「妊活中や妊娠中にどんな飲み物を飲めばいいのかわからない…」とお悩みの方は、いつものコーヒーや紅茶に置き換えて飲んでみてくださいね。
ルイボスティーがオススメのケース(3)熱中症対策
家族が口にする飲み物には気を使いたいと思っていても、大人と子どもが飲むものを分けて準備するのは面倒ですよね。
特に、汗ばむような夏の暑い日が続く時は、大量に水を飲んで水分補給しても、体内のミネラルが不足して熱中症を起こすリスクが高まります。
そんな時には、土壌のミネラルを豊富に吸い上げて育ったルイボスティーがオススメです。汗と一緒に排出されてしまうミネラル成分を体内に供給することができるので、代謝が良く汗をかきやすい子どもの熱中症対策に最適です。
ノンカフェインなので、大人も子どもも、いつでも手軽に飲めます。
ルイボスティーを美味しく飲む方法
ノンカフェインで、スッキリ飲みやすい口当たりのルイボスティー。その味わいを引き出すために、作り方や飲むシーンにもこだわりたいですね。
作り方
水出しで作る場合は、水の量(1~1.5リットル)をピッチャーなどの容器に入れ、その中にティーバックを1包入れて常温または冷蔵庫で保存します。8時間ほどで水出しルイボスティーができあがります。
煮出して作る場合も、水出しで作る際と同じ量(1~1.5リットル)に対してティーバッグ1包が目安です(茶葉の量やお好みの濃さに応じて調整しましょう)。
沸騰させた湯にルイボスティーを入れて、弱火で5分ほど煮出します。その後、適温になるまで冷ませばできあがりです。
緑茶を淹れるように、急須でルイボスティーを淹れるのもオススメです。急須に熱湯を注いで温め、中のお湯を一度捨てて新たにお湯を注ぎます(この作業によって、急須そのものを殺菌熱処理する効果も)。その中にルイボスティーのティーバック1包を入れ、ふたをして蒸らします。
お好みの濃さになったら、コップやマグカップに注ぎましょう。
飲み方
ルイボスティーは、24時間いつでも手軽に飲めるお茶です。カフェインが入っていないので、睡眠を妨げることもありませんし、後味がさっぱりしているのでどんな食事にも合います。
お出かけの際には、水筒やタンブラーに入れて、いつでも飲めるようにしておくと良いでしょう。職場や学校、子どもと公園へお散歩する時にも、サッと取り出してすぐに水分補給することができます。
夏は、のどごしの良いアイスティーがオススメですが、最近は夏でも常温の飲料が好まれているので、お好みに応じて準備しておきましょう。
直接口をつけて飲むタイプのタンブラーや、赤ちゃん用ストローマグを使用する場合は、衛生面を考えてなるべく早く飲みきりましょう。
ルイボスティーのアレンジ
ほのかな香ばしさの中にスッキリ感のあるルイボスティーを、味変していろんなバリエーションで楽しんでみましょう。
ミルクや柑橘系のジャムを入れたアレンジ
なかでもオススメは、濃いめに作ったルイボスティーを牛乳で割る「ルイボスミルクティー」です。
紅茶の甘味付けをするように、はちみつやメープルシロップを使うと、まろやかさがさらに引き立ちます。同じく、かんきつ系果物ジャムを入れると、フレーバーティーのような味わいが楽しめます。
また、紅茶ケーキを作る要領で、ルイボスティーを使用してケーキを作ってみたり。アレンジ方法は無限大です。
ルイボスティーのデメリット・副作用
ルイボスティーはノンカフェインで飲みやすく、子どもでも安心な飲み物ではありますが、一部飲用を注意しなければならないケースもあります。
カフェインを多く含む煎茶(緑茶)やコーヒーは、利尿作用が高く水分補給には向かない、といわれることがあります。ルイボスティーはその点、ノンカフェインのお茶ではありますが、カリウムが含まれているため、トイレが近くなると感じることがあるかもしれません。
腎臓機能に関して治療を行っている、透析治療を行っている人は普段口にする飲み物に注意し、中でもリン・カリウムの過剰摂取は腎臓に負担をかけることとなりますので、摂り過ぎに気をつけて、日頃のルイボスティー飲用については医師の判断を仰ぎましょう。
ルイボスティーのQ&A
ルイボスティーについてご紹介してきましたが、ここでルイボスティーに関する素朴な疑問をいくつか取り上げてみます。
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ルイボスティーはいつ飲むのが一番効果的?
- のどが渇いた時、気分を切り替えたい時など、普段飲みものを口にするようなタイミングで、いつでも気軽に飲めるのがルイボスティーのメリット。カフェインを含みませんので、就寝前の飲用で興奮状態になって寝つきがわるくなるということもありません。
あくまでもお茶ですので、起床後からお仕事中、リラックスタイムなど、自分の好きなタイミングで楽しんでくださいね。
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ルイボスティーは飲みすぎると副作用がある?
- ルイボスティーによる大きな副作用や危険性はありません。しかし、ルイボスティーをたくさん飲んだからといって、急速に何かがよくなったり、効果が発揮されたりはしません。何事も、適正な量を継続して摂り続けることが大切です。
ただ、ルイボスティーに含まれるミネラル等成分の摂取によって健康が阻害される病気、疾患のある方は注意が必要です。ご自身の体調と持病、既往歴等から医師に相談して飲用することをお勧めします。
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