ごぼう茶ができるまで
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ここでは、ごぼう茶ができるまでの流れをご説明します。
安心安全を目標に生ごぼうの段階から商品まで弊社工場で行っております。
本物のごぼう茶を適正価格でお客様にお届きでき、
なおかつ農家の皆様や弊社従業員も
笑顔で商品づくりできる事に取り組んでいます。
栽培・集荷
原材料のごぼうは、宮崎都城の契約農家さんから仕入れています。
お茶の味にこだわるため、そしてお客様に安心して飲んでいただくために、信頼しているパートナーから仕入れたごぼうのみを使用しています。
宮崎都城の豊かな大地で、
元気いっぱいのスタッフがごぼうを栽培しています。
洗い
収穫されたごぼうは、選別されたあとまず宮崎で洗浄されています。洗浄機の水やブラシで土や異物を落とし、地肌が出る程度に磨きます。その際、栄養素が豊富な皮を出来るだけ残すように注意しています。
入荷・選別
ごぼうは、河村農園の第二工場に入荷されます。その量は、1日で1200キロ。
検品を行い、腐っているものや基準を満たさないものはこの時点で破棄し、合格した素材を次のラインへ運びます。
出来るだけ新鮮なうちにごぼう茶を仕上げるため、入荷の翌日には乾燥作業に入ります。
裁断
選別されたごぼうは、裁断機で5〜8ミリのサイズで輪切りにします。最初に輪切りにしておくと、次の工程でごぼうをきれいに洗えます。また、アクがよく出るためお茶の旨味が増してきます。ダイスカットを効率よく進めるためにも大事な工程です。
バブル洗浄
輪切りのごぼうを洗浄槽に送り、強力なバブルジェットで洗浄し、仕上げにシャワーを浴びせます。一度宮崎で洗浄されていますが、覗きれなかった土や異物をここでしっかりと洗浄します。
ダイスカット
洗浄してきれいになったごぼうを、「ダイサー」という機械にかけ、2〜3ミリのサイコロ状のダイスカットします。これが実際のティーバッグに入るサイズ。このダイスカット加工では粉末が出ないので、舌触りのいいお茶になります。
乾燥させたものではなく、新鮮な「生のごぼう」をカットすることが美味しさの秘訣。
火が通りやすくなり、のちの工程の蒸気蒸し・遠赤焙煎・鉄釜焙煎で均一に熱がかかるのです。
蒸気蒸し *特許取得済
ごぼうをダイスカットしたあとは、特許の蒸し器を使った「蒸気蒸し」の工程に入ります。7分から10分間大量の蒸気で蒸し上げ、ごぼう茶から甘みを引き出し、味にうまみと深みを出しています。
実は「蒸し」の工程を取り入れているごぼう茶は少なく、
他社製品はすでに乾燥されたごぼうを買い取り、加工を行なっているものがほとんど。
「生のごぼう」に手を加えているからこそ、
河村農園のごぼう茶はくせがなく、うまみのある味を実現できました。
一次乾燥
蒸気で蒸されたごぼうは、水分がたっぷり含まれています。水分が多い状態でゆっくり乾燥させると、えぐみが出てしまうため、河村農園では大量の風と熱で水分量が20%になるまで一気に乾燥させています。
仕上げ乾燥
一次乾燥で水分量を20%にしたごぼうを、今度は時間をかけゆっくりと乾燥させていきます。水分量が8%以上残ると品質の劣化が早くなるため、仕上げ乾燥では水分量5%になるまでしっかりと乾かしていきます。
ふるい選別
乾燥させたごぼうチップをふるいにかけます。ダイスカットで切り損なった形が不揃いなもの・大きすぎるものをこの工程で弾き、正確なサイズ・形になっているものだけを次の工程に送ります。
遠赤外線焙煎
選別されたごぼうのチップは、弊社ごぼうライン用に設計製造された遠赤焙煎機で遠赤外線焙煎されます。遠赤外線焙煎には炭火焼したお肉のように、より香ばしさを高めてくれる効果があります。
厚手鉄窯焙煎
河村農園のごぼう茶は、2度の焙煎を行います。遠赤外線焙煎の次の工程である厚手鉄窯焙煎では、ムラなく火を通すため、鉄釜を回転させながらじっくりと焙煎を行います。厚手鉄窯焙煎を行なったあとのごぼうチップの水分量は2〜3%。しっかり乾燥させると香りが残り、お茶にしたときの味が出やすくなります。
高熱で菌をコントロール!
ごぼうは土の中で育つため、
本来大腸菌が付着しやすい野菜です。
厚手鉄窯焙煎では、味、香りの向上のほか、殺菌の役割も担っているため、河村農園のごぼう茶はしっかりと菌をコントロール。
水出しで手軽に飲んでいただける安心・安全のごぼう茶に仕上げています。
ティーバッグ加工
焙煎を終えたごぼうチップを、飲みやすいティーバッグに分包していきます。河村農園では、無漂白のパックを使用。作業に際しては、分包管理表によるトレーサビリティー等の確認記録・分包チェックシートでの確認を随時行っています。
袋詰め
いよいよ袋詰めです。ベテラン従業員が、異常がないか一つ一つ確かめながら、商品をていねいに袋詰めしていきます。大事に仕上げられ、商品化された製品をみなさんのお手元にお届けしています。